- 2026年最新の4プランの料金と主な機能の違い
- 中小企業(〜50名)にコスパの高いプランがわかる
- 年払い・月払いの賢い使い分け方
- プランをアップグレードするタイミングの目安
「Google Workspaceを導入したいけれど、プランが多くてどれを選べばいいかわからない」と感じていませんか。
Starter・Standard・Plus・Enterpriseと4つのプランがあり、料金も機能もそれぞれ異なります。
プランを選び間違えると、毎月コストを払い続けながら必要な機能が使えない、または逆に使わない高機能に余分な費用をかけてしまう、といったことが起こりがちです。
この記事では、4つのプランの料金と機能を横断的に比較し、従業員50名以下の中小企業がどのプランを選ぶべきかを具体的に解説します。
Google Workspaceの料金プランは4種類

Google Workspaceには現在、以下の4つのプランがあります。
| プラン | 年払い(月額換算) | 月払い(月額) | 最大ユーザー数 |
|---|---|---|---|
| Business Starter | 800円 | 950円 | 300名 |
| Business Standard | 1,600円 | 1,900円 | 300名 |
| Business Plus | 2,500円 | 3,000円 | 300名 |
| Enterprise | 要問合せ | 要問合せ | 無制限 |
※料金はユーザー1名あたりの税抜価格です(2026年時点)。
「Business」と名のつく3プランは最大300名まで利用でき、それを超える場合はEnterpriseプランが対象になります。
ほとんどの中小企業はBusiness系3プランの中から選ぶことになります。
まずは各プランの特徴を順番に見ていきましょう。
Business Starter(月額800円)の特徴と向いている企業

Business Starterは、Google Workspaceの中で最も低価格なプランです。
Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブ・Googleドキュメント・Google Meetといった基本的なツールがすべて使えます。
Business Starterの主な仕様
- ストレージ: 30GB(ユーザーあたり)
- Google Meet: 最大100名まで参加可能
- 録画機能: なし
- Gemini(AI機能): Gmail内で利用可能(基本アクセス)
- Google Vault: なし
こんな企業に向いている
- 従業員5〜15名規模で、メール・カレンダー・Driveの共有ができれば十分な企業
- コストを最小限に抑えたい企業
- Google Workspaceを初めて導入する企業
ストレージが30GBと少なめに感じるかもしれませんが、テキストや表計算・スライドデータ中心の業務であれば十分なケースが多いです。
動画や大容量の設計ファイルをDriveに保存する場合は、次のStandardプランを検討しましょう。
10名の会社でStarterを年払いで使うと、月額8,000円(年間96,000円) です。
Business Standard(月額1,600円)の特徴と向いている企業

Business Standardは、Starterの2倍の価格ですが、業務利用に実用的な機能が大きく増えます。
特に「会議の録画」「大容量ストレージ」「NotebookLM対応」が主な追加点です。
Business Standardの主な仕様
- ストレージ: 2TB(ユーザーあたり)
- Google Meet: 最大150名まで参加可能
- 録画機能: あり(Driveに自動保存)
- Gemini(AI機能): 全Workspaceアプリで利用可能(拡張アクセス)
- NotebookLM: 最大20音声の対応
- スケジューリングページ: あり(予約ページの作成)
- 電子署名: あり
- 差し込み印刷: あり
- Google Vault: なし
こんな企業に向いている
- 社内会議・顧客との打ち合わせを頻繁に行い、録画で記録・共有したい企業
- 設計図・写真・動画など大容量ファイルをDriveで共有する企業
- リモートワーク・ハイブリッドワークを本格的に活用している企業
- AIアシスタント(Gemini)を業務全般に活かしたい企業
10名の会社でStandardを年払いで使うと、月額16,000円(年間192,000円) です。
Starterとの差額は月8,000円ですが、会議録画・大容量ストレージ・Geminiフル活用を考えると、コストパフォーマンスは高いといえます。
Business Plus(月額2,500円)の特徴と向いている企業

Business Plusは、Standardの機能に加えて、セキュリティ・コンプライアンス関連の機能が充実したプランです。
Business Plusの主な仕様
- ストレージ: 5TB(ユーザーあたり)
- Google Meet: 最大500名まで参加可能
- 録画機能: あり
- Gemini(AI機能): 全Workspaceアプリで利用可能
- Google Vault: あり(メール・チャットの監査・保持)
- DLP(データ損失防止): あり
- 高度なデバイス管理: あり
こんな企業に向いている
- 法的にメールや業務記録の長期保存・監査が必要な業種(士業・医療・金融など)
- 情報セキュリティポリシーが厳しく、データ持ち出し防止(DLP)が必要な企業
- 大規模なオンラインセミナー(ウェビナー)を定期開催する企業
中小企業(〜50名)でPlusを選ぶケースは多くありませんが、業種によって必要になります。
10名の会社でPlusを年払いで使うと、月額25,000円(年間300,000円) です。
Enterpriseプランの概要

Enterpriseは企業規模・要件に応じた見積もり制のプランです。
主にユーザー数が300名を超える大企業や、高度なセキュリティ・管理機能が必要な組織が対象です。
- ストレージ: 5TB以上(カスタム対応)
- Google Meet: 最大1,000名まで参加可能
- 高度なセキュリティ: コンテキストアウェアアクセス・DLP・S/MIME対応
- ユーザー管理: きめ細かい権限管理
中小企業(〜50名)が選ぶことはほぼありません。
まずBusiness系3プランの中から選択しましょう。
中小企業(〜50名)に最適なプランはどれか

結論からいうと、多くの中小企業には Business Starterから始めること をおすすめします。
理由は3つあります。
- まず、月800円という価格は法人向けグループウェアとして最もコストが低い水準です。
- 次に、メール・カレンダー・Drive・Meet・ドキュメントといった日常業務に必要なツールはすべて使えます。
- そして、不満が出てきたタイミングでStandardへアップグレードするほうが、最初から高いプランを選ぶよりも無駄がありません。
Standardへのアップグレードはこのタイミングがおすすめ
以下の状況になったら、Starterから Standardへの切り替えを検討しましょう。
- 社内・社外の会議を録画して記録・共有したいと感じるようになった
- Driveのストレージが30GBを超えてきた
- AIアシスタント(Gemini)をGmail以外でも活用したい
- 顧客向けの予約ページや電子署名機能が必要になった
会社規模別の年間コスト比較
| 規模 | Starter(年払い) | Standard(年払い) |
|---|---|---|
| 5名 | 48,000円/年 | 96,000円/年 |
| 10名 | 96,000円/年 | 192,000円/年 |
| 20名 | 192,000円/年 | 384,000円/年 |
| 30名 | 288,000円/年 | 576,000円/年 |
| 50名 | 480,000円/年 | 960,000円/年 |
年払いと月払い、どちらを選ぶべきか

Google Workspaceには「年払い(年間契約)」と「月払い(フレキシブル契約)」の2種類があります。
年払いは月払いに比べて約16%安くなります。
Business Starterで比べると、年払いが月800円に対して月払いは950円です。
10名・1年間で試算すると、年払いのほうが18,000円お得 になります。
ただし、年払いには途中解約ができないというデメリットがあります。
初めてGoogle Workspaceを導入する場合は、まず月払いで3〜6ヶ月試してから年払いに切り替える のが安全です。
実際に使ってみて「このプランで十分」「もう1つ上のプランが必要」と判断してから年払いにすれば、無駄な費用を払わずに済みます。
よくある質問(FAQ)
- QBusiness Starterのストレージ30GBは少なくないですか?
- A
テキスト・スプレッドシート・スライドのみであれば30GBでも十分なことが多いです。
動画ファイルや大容量の写真・設計図を頻繁にDriveへ保存する場合は、2TBのStandardへのアップグレードを検討してください。
なお、Gmailのメールデータもこのストレージ枠に含まれます。
- Qプランは後から変更できますか?
- A
はい、変更できます。
アップグレード(上位プランへの移行)はすぐに反映されます。ダウングレード(下位プランへの移行)は契約更新タイミングで適用される場合があります。
また、月払いから年払いへの切り替えも可能です。
- QStarterからStandardにアップグレードするとデータはどうなりますか?
- A
データはそのまま引き継がれます。
メール・Drive・カレンダーのデータが消えることはありません。
ストレージ容量が増えるため、むしろ以前よりも多くのデータを保存できるようになります。
- QEnterpriseプランの料金の目安はありますか?
- A
Enterpriseは公式に料金が公開されておらず、Google公認パートナーやGoogle営業担当への問い合わせで見積もりを取る必要があります。
一般的にBusiness Plusよりも高額になることが多く、大企業向けのプランです。
中小企業の場合はBusiness系の3プランで対応できるケースがほとんどです。
まとめ:Google Workspaceプラン選びのポイント
- まずはBusiness Starter(月800円)から始めるのがコストを抑えながら始める基本
- 会議録画・大容量ストレージが必要になったらBusiness Standard(月1,600円)へ
- 監査ログ・DLP・セキュリティ強化が必要な業種はBusiness Plus(月2,500円)を検討
- 初めての導入は月払い(フレキシブル契約)で試してから年払いに移行するのが安全
- EnterpriseはBusiness系とは別物として考え、300名以下の企業は基本的に対象外
